寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。皆さん、リラックスしたい時はどうされていますか?私は落ち着きたい時によく音楽を聴いています。リラックスできる音楽というと、ヒーリング音楽を思い浮かぶ人がいるかもしれません。ヒーリング音楽に影響を与えた音楽ジャンルの1つにアンビエント・ミュージックがあります。アンビエントは周囲の環境に溶け込んだ音楽という意味合いで”環境音楽”とも訳されています。
1960年代にはのちにアンビエントに括られる音楽は存在していましたが、アンビエントというジャンルはブライアン・イーノが1978年に出した『Ambient 1: Music for Airports』が始まりとされています。そのタイトル通り、空港で聞き流せる音楽として生まれました。ブライアン・イーノは70年代のグラムロックを代表するバンドの1つ、Roxy Musicの元メンバーでもありますが、U2、Coldplayといったバンドの作品を手掛けたプロデューサーとしての方が有名かもしれません。彼はAmbient 1のライナーノーツでアンビエントを”Ambient Music is intended to induce calm and a space to think”(アンビエント・ミュージックは、落ち着きと考える空間を誘導することを目的としている)と定義しました。以下おすすめのアンビエントを挙げますので、リラックスしたい時などに良ければ聴いてみて下さい。
・Tim Hecker 『Radio Amor』
・Laurel Halo 『Atlas』
・吉村弘 『Green』
・Brian Eno 『Ambient 1: Music for Airports』
・GAS 『Pop』
・広瀬豊 『Nova』
・Fennesz 『Endless Summer』
・Leif 『Loom Dream』
・Oneohtrix Point Never 『Replica』
・細野晴臣 『紫式部 源氏物語』